ネジを緩みにくくする締め方
ネジを緩みにくくする締め方
ここでは、ネジを緩みにくくする締め方をご紹介します。 対角に締めていくネジを緩みにくくする締め方には、対角に締めていく方法があります。ネジは一方方向の順番に締めつけを行うと、一箇所に偏った力が集中してしまいます。偏った力を集中させてしまうと、それが原因となり緩みを引き起こしてしまうのです。 一方ネジを対角に締めるようにすれば、締めつける力を均等にする事が可能となりますのでネジの緩みは大幅に少なくなります。対角線上にあるネジを徐々に締めていき(仮止め)、最後にしっかり本締めを行う、そうすればネジ緩みの大半は防ぐ事が出来るでしょう。 増し締め別ページでもご紹介したように、どのようなネジも締めつけてからしばらくすると締めつける力が低下する初期ゆるみが起きます。その初期ゆるみを防ぐのに有効的なのが「増し締め」です。増し締めは、一度締めたネジを半日、もしくは1日後に締めつける事を言います。
増し締めを行う事で初期ゆるみは防ぐ事が出来、締めつける力を向上させる事が可能になります。 ネジが緩んでしまうと機械が正常に作動しないのはもちろん、場合によっては重大な事故に繋がる恐れもあります。そのため、上記でご紹介したネジの締め方はしっかり実践するようにしましょう。また、ネジの締め方ではありませんが、ネジの補強を行う加工技術も活用する事が大切です。特に、ヘリサート加工はネジを緩みにくくするために最適な加工法と言えます。
当店では、ヘリサート加工に使用する工具セットや加工具の販売を行っています。 |